つらつら

夏ですね、暑いですね。

何十年後のことを思う。
「あの頃はこんなことで、もうだめだー!って、将来の事なんか想像できないって言ってたのにね」
と笑うような将来が、来るんだろうかと。
そんな未来が来てしまうことが怖いなんて、誰にもわかってもらえない気がしてる。

一方、憧れる現実は、私にとっては遠い国のできごとのようだ。
夢のような話。手が届かないような。
昔からそれは、現実感のないものだった。テレビの向こう側のアイドルに恋するような、手応えのない、でも焦がれるなにか。たまに触れ合えるものだから、余計に不思議な感覚が残る。
前よりも近付けるようになったはずなのに、いまだ一向に近くならないのは、何故なんだろう。

私の一番の味方は私であるし、究極、私には私しかいない。
いつからかずっとそう考えていて、だから後悔のないように、その時に自分が何を望むかということを真剣に自分にヒアリングしながら、これまで歩んできた。おかげさまで、今までの人生、自分が決めてきたことでの後悔はあまりない。妥協の結果もあるけども、それを含めても。
やめとけばよかったなと思うことの多くは、やってみてから駄目だったと気付くことばかりだ。結果論でしかない。予想がつくことならまだしも、大抵の場合、予想外の問題が発生するんだもの。
その最たる予想外が、タイミングだったりする。
総じて悪いとは思わない。ただここぞっていうタイミングに報われない。
それでも運命なんかは信じない。
そんなものに頼るよりも、手の届く、一番どうにでもなる自分がどうにかしようと足掻く方が確実だし、信じられるし、あとから文句もでないから。

一方、ろくでもない人間である割に、周囲に恵まれた人生だなと思う。
類は友を呼ぶというが、私も周囲にとってそういう存在であればいいのになぁと思う。

クーラーは効いているはずなのに、落ち着かない。思考がふらつく。