自由でいることと、他者と生活することは並立するか

他者に管理されているという感覚が、苦手だった。
おそらく、時間でも場所でも、私がどこでいつ何をしているかを把握されている、というのをとても不自由なものだと思ったいた(し、今でもとてもそう思っている)からだ。
過干渉の気のある親とは、大なり小なりそれで衝突をしてきた。親の言う「心配」は束縛を正当化する言い訳にしか思えなかった。
が、家を出て物理的に距離が離れたら、思った以上にうまくいくようになった。
だから、他者とのある程度の距離というものが、私には必要なのだと思っているのだ。

で、今である。
また共同生活を始めてみると、なんとまた、同じことになってしまった。
何時にどこへ行く、誰と会う、何をする。いつ帰る。
そんなのは私の勝手であろうが、と思う。かといって言わないと不機嫌になられたり、身に覚えのない疑いをかけられたりする。適当な事や嘘を言うのも逆に面倒で、本当のことを言うしかなくなる。言いたくないんだけど。

好きな時に好きな事をしていたいだけなのだ。予定は未定で決定ではなく、心のままにふらふらしたいだけ。
まぁ、言ったこととやったことが違ってもいいはずなのだけど。真人間のようなことを言うけども、結果的に嘘つくような事態はなんだか居心地が悪いのよね。
だから自分の心に正直に生きる為に、空白を残しておきたいだけ。
でもこの辺の感覚を、なかなか理解してもらえないのよな。

私はそんなに心許ない存在なんだろうか。でも追われると逃げたくなっちゃうのよ。
逆効果なのいい加減わかってほしい。